ホームページ表示速度の基本|遅いと損する理由と直す順番
「うちのホームページ、なんだか表示が遅い気がする」——でも、遅いと具体的に何を損するのか、どこから直せばいいのかは分かりにくいものです。
結論から言います。表示速度が遅いと、中身を読まれる前にお客様が帰ってしまいます。そして中小企業がやるべきは「全ページを速くする」ことではなく、お金に近い1ページから直すこと。この記事では、遅いと損する理由を数字で確認し、まず手をつける順番を、HP制作の現場からやさしく整理します。
遅いと損する理由:開く前に半分が帰る
まず知ってほしい数字があります。Googleの調査「The Need for Mobile Speed」では、モバイルのページが表示されるまで3秒以上かかると、53%の人が離脱するとされています(出典:Think with Google, 2016)。
つまり、どんなに良いサービスを書いていても、ページが開く前に半分近いお客様がいなくなってしまう、ということです。広告やチラシでせっかく呼び込んだ人も、遅いだけで「見ずに帰る」。これが、表示速度が遅いいちばんの損です。
さらに表示速度は、検索順位(SEO)にも関わります。Googleは「ページの体験」を評価の材料にすると明言しており、速さはその一部です。遅いサイトは、お客様に嫌われるだけでなく、検索でも見つけてもらいにくくなります。
「速い・遅い」の基準はGoogleが決めている
「遅い気がする」を、感覚ではなく数字で判断する基準があります。Googleが定める Core Web Vitals(コア・ウェブ・バイタル) という3つのものさしです。それぞれ「良好」とされる値は次のとおりです(出典:Google web.dev)。
- LCP(最大の中身が表示されるまでの時間):2.5秒以内が良好
- INP(クリックなどへの反応の速さ):200ミリ秒以内が良好
- CLS(表示中にレイアウトがガタつかないか):0.1以下が良好
言葉は難しそうですが、ざっくり言えば「2.5秒以内にメインが出て、押したらすぐ反応し、途中でガタッとずれない」が合格ライン、ということです。
自分のサイトの数字は、Googleの無料ツール PageSpeed Insights にURLを入れるだけで分かります。まずはトップページを一度測ってみてください。
中小企業が「まず直す」順番
ここからが、競合記事ではあまり語られない部分です。私たちが受注現場で感じるのは、「全ページを速くしよう」とすると、たいてい途中で止まるということ。時間も予算も限られる中小企業は、順番を間違えないことが大事です。
順番①:お金に近いページから測る
トップページよりも先に見るべきは、料金ページ・予約ページ・問い合わせページです。ここは「買う直前」のお客様が見るページ。ここが遅いと、いちばんもったいない離脱が起きます。まずこの1〜2枚をPageSpeed Insightsで測りましょう。
順番②:重い画像を軽くする
遅さの原因で最も多いのが、サイズの大きすぎる画像です。スマホで撮った写真をそのまま載せると、1枚で数MBになることもあります。
- 横幅を実際の表示サイズまで縮める(例:全幅の写真でも2000px程度で十分なことが多い)
- WebP(ウェッブピー) という軽い形式に変換する
- 画質は8割程度まで落としても、見た目はほとんど変わりません
画像を軽くするだけで、体感速度がはっきり変わるケースは少なくありません。
順番③:不要な「乗せすぎ」を見直す
チャット、アクセス解析、SNS埋め込み、派手なスライドショー——便利そうで追加した機能が、実は速度を重くしていることがあります。使っていない機能は外す。これだけで軽くなるサイトもあります。
落とし穴:「スコア100点」を目指さなくていい
よくある勘違いが、PageSpeed Insightsのスコアを100点にしようとすることです。満点を狙うと、専門的な作業が増え、費用も時間もかさみます。
大事なのはスコアそのものではなく、お客様が「待てる速さ」になっているか。Core Web Vitalsが「良好」の範囲に入り、問い合わせや予約が滞らなければ、それで十分です。満点でなくても、お客様は帰りません。
まとめ
表示速度が遅いと、中身を読まれる前にお客様の半分が帰り、検索でも不利になります。直す順番は、①料金・予約など「お金に近いページ」から測る → ②重い画像を軽くする → ③乗せすぎた機能を見直す、の3手から。そしてスコア満点は目指さず、「待てる速さ」で十分です。
MON-techは「公開してからが本番」という姿勢で、HP制作から表示速度の改善までを手がけています。「うちのサイト、どのページが足を引っ張っているのか」、無料で一度測って一緒に見てみるところからでもどうぞ。
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