← ブログ一覧へ
WEB制作・システム開発

予約システムを自社サイトに入れる方法と費用|4つの選択肢

「ホームページに予約機能を付けたい。でも方法も費用もよく分からない」——制作の相談で、いちばん多い悩みのひとつです。

この記事で分かること
- 自社サイトに予約を入れる4つの方法と、それぞれの費用感(2026年10月時点)
- 多くの人が見落とす「無料プランでは“サイト内への埋め込み”ができない」落とし穴
- 自分の店に合う方法を選ぶ4ステップ

先に結論を言います。予約システム導入の成否は、機能の多さではなく「予約完了までにお客様を何回“別の場所”へ移動させないか」で決まります。せっかく付けた予約ボタンが、押した瞬間に見慣れない別サイトへ飛ぶ——これが、取りこぼしの最大の原因です。

方法は大きく4つ

自社サイトに予約を入れる方法は、ざっくり次の4パターンです。

方法向いている人費用の目安離脱しにくさ
① iframe埋め込みほとんどの店舗無料〜月数万円◎ サイト内で完結
② ボタンリンク(別タブ)とにかく早く始めたい無料〜月数千円△ 別サイトへ移動
③ WordPressプラグインWordPressで運営中無料〜月数千円○ 設定しだい
④ カスタム開発独自の複雑な要件がある数十万円〜◎ 自由自在

多くの小〜中規模の店舗にとっての本命は、①のiframe埋め込みです。iframe(アイフレーム)とは、自社サイトのページの中に、予約カレンダーを“窓”のようにはめ込む技術のこと。お客様はサイトから離れずにそのまま予約できるので、離脱が起きにくくなります。

  • ✕ ありがちな例:トップページの「ご予約はこちら」を押すと、デザインの違う外部サイトが別タブで開く。「あれ、ここで合ってる?」と不安になって、半分くらいの人がそこで離れてしまう。
  • ◎ 改善例:同じボタンを押すと、自社サイトの中に予約カレンダーがそのまま表示される。お店の世界観のまま、3タップで予約完了。

費用の相場(主要クラウドサービス)

小規模な店舗なら、ゼロから作らずクラウド型の予約システム(SaaS)を自社サイトに埋め込むのがいちばん費用対効果が高い選択です。代表的な3社の公開料金は次のとおりです(2026年10月時点・税込や年払いの条件は各社で異なります)。

サービス初期費用無料プラン有料プランの例
RESERVA0円あり(月50件・顧客250件)ブルー 月3,850円〜
STORES 予約0円あり(月50件)スモール 月9,790円〜
Airリザーブ0円ありベーシック 月5,500円〜

出典:RESERVA公式マガジン/STORESサービス料金/各社比較(bizly)。料金は改定されることがあるため、契約前に必ず各社公式サイトで最新をご確認ください。

いっぽう、自社だけの独自仕様をゼロから作るカスタム開発は数十万円以上が目安です(予約システム比較サイト)。複雑な在庫連携や独自の決済が必要でなければ、まずはクラウド型で十分なケースがほとんどです。

【要注意】無料プランでは「埋め込み」できないことが多い

ここが、どの比較記事もあまり書かない落とし穴です。

「無料プランがあるから0円で始められる」と思って契約したのに、肝心のiframe埋め込み(サイト内に予約カレンダーを表示する機能)は上位プラン限定、というケースが珍しくありません。

たとえば STORES 予約では、カレンダーを自社サイトに埋め込むにはビジネスプラン(月28,600円)以上が必要です(STORES公式比較)。RESERVAも埋め込みは上位プランが対象とされています。無料で使えるのは「予約専用ページ(別サイト)へのリンク」まで、という線引きです。

私自身、制作の現場で「無料プランで埋め込めると思っていたのに、カレンダーが自社サイトに出せず、結局ボタンリンクのまま離脱が減らなかった」という後からの相談を何度も受けてきました。方法を選ぶ前に「どのプランから“サイト内への埋め込み”ができるのか」を必ず確認する。これだけで無駄な遠回りを防げます。

自分の店に合う方法を選ぶ4ステップ

  1. 予約の「量」を把握する:月の予約が50件以内なら無料プランの枠で足りることも。超えるなら有料前提で考える。
  2. 「埋め込み」が必要かを決める:お店の世界観を保ちたい・離脱を減らしたいなら、iframe埋め込み対応のプランを選ぶ(ここで無料枠の線引きを確認)。
  3. 既存サイトの作りを見る:WordPressならプラグイン、HTMLで作った自社サイトならiframeタグの貼り付け、という具合に相性で絞る。
  4. 決済・複数店舗・スタッフ指名など“特殊要件”があるか:ここが複雑ならクラウド型の上位プラン、またはカスタム開発を検討する。

迷ったら、まずは無料プランのクラウド型で小さく試すのが安全です。使ってみて「埋め込みたい」「件数が足りない」となったら、同じサービスのまま上位プランへ上げられます。

補助金は使える?

「ホームページや予約システムの導入に補助金は使えないか」というご質問もよくいただきます。業務効率化に関わるITツールの導入は、国のIT導入補助金などの対象になる場合があります。ただし、補助率・上限額・対象経費・申請時期は年度ごとに変わるため、ここで具体的な数字は断定できません。利用を検討する際は、必ず最新の公募要領(各補助金事務局の公式サイト)でご確認ください。MON-techは「制度を正しく理解したうえで実装まで支える」立場で、書類作成そのものは専門家(行政書士など)と連携してご案内します。

よくある質問

Q. パソコンが苦手でも、自分でiframeを埋め込めますか?

A. 多くのクラウド型は「このコードを貼り付けてください」という案内が用意されており、WordPressやホームページ編集ツールなら貼り付け自体は数分です。ただしスマホで表示が崩れることがあるので、公開後にスマホでの見え方を必ず確認してください。不安なら制作者に1回だけ見てもらうのが安心です。

Q. いちばん安く始めるには?

A. RESERVAやSTORES 予約などの無料プランから始めるのが王道です。ただし前述のとおり、サイト内への埋め込みが必要なら無料枠では足りない場合があるので、そこだけ先に確認しましょう。

Q. 予約システムを入れれば売上は増えますか?

A. 予約の「受付」を自動化するだけでは、主にコスト削減の効果にとどまります。売上につなげるには、集まった顧客データをリマインドや再来店案内に活かす設計が必要です(効果は業態や運用により変わります)。


予約システムは「どれが高機能か」より、「自社サイトの中で、お客様が迷わず予約し終えられるか」で選ぶのが近道です。MON-techは、既存のホームページへの予約機能の組み込みから、補助金が使えるかの確認までお手伝いしています。まずは「自社サイトにどの方法が合うか」の無料診断からどうぞ。

※本記事の料金は各社の公開情報に基づく2026年10月時点の目安です。プラン内容・価格は改定されることがあるため、契約前に各社公式サイトで最新情報をご確認ください。
岩本 勇気 MON-tech 代表

中小企業・個人事業・店舗のホームページ制作と集客設計、補助金を活用した制作支援を手がける。「見た目」で終わらせず、問い合わせ・予約・売上という成果から逆算した設計を信条とする。

補助金もWEBも、まとめて相談できます。

「うちで使える補助金は?」「この見積り、妥当?」——MON-techは制度がわかる×実装できるワンストップ。まずは無料診断だけでもどうぞ。

無料で相談してみる